迷い込んできた一匹の子猫に、布施绫香(滨田のり子)はオリーブと名をつけて饲いはじめた。绫香は、男に囲われた爱人である。 绫香が爱人の道を选んだのは、まだセーラー服を着る少女の顷だった。会社を経営していた父が突然死して、脳梗塞で母も倒れたとき、経理を担当していた氏家竜太郎(今井彰一)が生活の面倒を见てくれた。そんな竜太郎に、绫香はみずから纯洁の肉体を开いたのだ。 それから20年。秘められた二人の関系は続いていた。処女を捧げたまま、竜太郎以外の肌を知らない绫香も女ざかりの年齢を迎えていた。竜太郎が访れない日は、自慰でセックスへの渇望を愈す绫香。妄想の中で彼女は、颜驯染みのクリーニング屋の若い男に抱かれていた。そんな绫香のそばで物忧いげな鸣き声をあげるオリーブの姿は、まるで自分自身のようだった。 そんなある日、竜太郎を待つだけの日々を过ごす绫香の生活にも変化が访れる…。